のぼりべつクマ牧場 その5


オスのヒグマちゃんが居た第一牧場を後にした在宅ヒグマ研究家@チャキさん。

登別くんだりまで出張してきてヒグマ観察にいそしむ姿がすでに「 在宅 」ではないのではないか?という疑問は吹っ飛ばしておいて、そそくさとメスのヒグマらを飼育していると言われる第二牧場へと向かいます。





ええと・・・・ 今度はこっちね     =====(((( ´・ω・)σ






っというわけで第2牧場まで到達いたしました。








高台になっている場所から早速ですが下の飼育場を覗き込んでみます するとぉ・・・。


んまぁ! (´゚艸゚) 沢山居るじゃないっすかぁ!!





器用に樹木を模した高台へと上がっているクマの姿もあるよ。


 しかし一杯居ますねぇ・・・。




ここ「 のぼりべつクマ牧場 」では100頭を超えるヒグマの飼育や繁殖が行われているということですから、これでも全頭が展示場へ出ているというわけでもないのでしょう。

全部まとめて展示すると混雑しすぎて色々と問題が生じるのかもしれません。

僕が観察におとずれた際には互いの個体が喧嘩するようなこともなく、終始ヒグマ達はリラックスして過ごしているように見えました。

同じ飼育されるのであれば、やはりヒグマちゃんにとっても極力ストレスを感じない中で育ててあげて欲しいものね。

現状でも充分このあたりのことは意識されているのでしょうが、いつかはやってくるであろう園の改装・改修工事のときには更にこういった点を改良して環境を整えてあげ続けて欲しいなぁ・・・ ヒグマを愛する研究家ちゃきさんとしてはそんなことを思いつつ第二牧場の光景を眺めていました。





高台へとあがっていたヒグマちゃん♪

活発にステージ(?)を歩き廻ってのアピールです。


転落すればただでは済みませんよ・・・ という高さですが全く動じる気配なし。

大した度胸ですねぇ♪ 僕には到底真似できませんよ ┓(´〜` )┏ お手上げ&脱帽です。









実際に高台のうえを歩きまわっている彼女を観たいのであれば動画も配しておきますのでこちらもどうぞ





ひと通り高台の上をグルグルと回ってみせた彼女、その後はリラックスした姿で目の前にいる観光客らを逆観察していました。




時折投げ入れられる「 クマのおやつ 」(ヒグマの餌)を上手に口でダイレクトキャッチ☆

何度かその恩恵にあやかっていたところを見ると、先ほどの「 グルグル歩き廻りアピール 」も無駄ではなかったようですね。





さぁ 子グマの展示、第一牧場(オス)、第二牧場(メス)とひと通りにヒグマの生態観察を終えてしまいました。

次は何を見て歩こう・・・・。



『 アヒルの競争 』なんていう催しもあるようなのですが、これはたった今出走を終えてしまったばかりだそうな・・・。

じっとここで次のレースを待つほどヒグマ研究家ちゃきさんは忍耐強くありません。

元よりヒグマ研究家であり アヒルちゃん研究家ではないのです d(´・ω・`)b そこんとこ宜しく♪




っというわけでアヒル競争の場をさっさと後にしたチャキさんは次の目標地点をこちらへ定めてみました。


 ヒグマ博物館


エスカレーターを使い屋上へとあがってゆきます。

するとぉ・・・・。




屋上からは近くにある 
倶多楽湖の神姿が!

o^▽^)o  
おお これは中々に絶景だぜぇ♪





倶多楽湖:
約4万年前に出来たカルデラ湖だそうです。
倶多楽火山( 活火山 )の一部ということですからいつかは噴火によって形を変えてしまったり消滅してしまうかもしれない湖だということだね。

水質がすこぶる良好な湖だそうで透明度は同じく水質が良いことで知られている摩周湖と競い合っているほどなんだってさ。

外周をまわるような道路整備は成されていないけれど、湖畔には降りてゆく道路があるそうです。
湖畔には時期によってはレストハウスや貸しボート屋さんの営業もあるとウィキペディアには書いてありました。

今度 遊びに行ってみようかな・・・・。




博物館の中にはヒグマの標本骨格や脳みそなどの展示があったよ。

非常に珍しい展示物で僕もヒグマに興味を持ってから色々な資料館などを訪ね歩きましたが「 ヒグマの脳みそ 」の展示に出逢ったのはここが初めてでした。








もちろん 博物館の中には沢山のヒグマ剥製が展示されています。

その一体とは恒例の「 並んでの記念撮影 」



 僕の身長 168cm

 480g 14cm×10cm だそうです(成獣サイズ?)

大人の成人男性で 1300〜1400g 程度

大人の成人女性で 1200〜1300g 程度


これが人間の平均程度のグラム数だと言われています。

単純に重量だけを比較すると知恵者とは呼べない気もします。

これが体重比となれば尚更です。

とはいえ・・・、これを動物の宿している脳の重量として眺めてみればやはり 500グラム程もある脳重量を持った生き物の知恵力は侮れないのではなかろうか・・・・。

少なくとも「 頭が悪い生き物だ 」とたかをくるるのはやめておいたほうが無難な気がするよね。

皆さんはどう思いますか?




この他にも冬眠中のクマの様子をみせる展示などなどとても興味深く飽きることの無い( 僕みたいなヒトだけかな?笑 )が沢山ありました。

ヒグマ好きな方であれば是非にも直接足を運んで御自分の目でこういった情報を確かめてきて欲しいと思えます。


 すやすや・・・♪






ここまでつぶさに見て歩くともうヒグマ関連の展示はお終いです。

あと園内に残る展示設備といえばアイヌ民族の暮らしを紹介する「 アイヌコタン 」が開設されていましたよ。

アイヌ民族について興味のある方であれば散策場所として覚えておいてね。




僕はアイヌ民族にはあまり大きな関心がなかったので そそくさと奥へと進んでゆきました。

すると最奥にはエゾタヌキ様が飼育されていてちょっとビックリ。




たまに車に轢かれて道路上に転がっている・・・・・。

野生動物としていきいきした姿をみかけるというのが一番ではあるのですが現実彼らを最もみかける場面はあれなんだよねぇ・・・。

タヌキって近くでみると結構可愛い顔をしています。

交通事故にあっているのをみるのは胸が痛むぜぇ・・・・。

北海道内にはそこそこの個体数が棲息中のはずなんですが中型犬サイズに達するそのお姿はあまりみかけることはありません。

圧倒的にキタキツネの方が出逢うでしょ。

きっと臆病さといいますか慎重さの度合いがエゾタヌキの方が数倍勝るのでしょう。

もっとその姿を見かけないヒグマに至ってはエゾタヌキ以上の慎重さであることが判る。



タヌキもヒグマもその慎重さゆえに滅びずに生を繋いでいるのだから大事な習性なんだろうね。

頑張れよ タヌキ♪ ヒグマ♪







のぼりべつクマ牧場 は小学生のころに訪ねて以来の再来でした。

とても学びが多く、有意義な施設であったと感じています。

単純にふらりと遊びにいって「 楽しめる場所☆ 」である とも感じていますから家族連れや暫く足を運んでいなかった北海道民らにも是非再来して欲しい施設でした。

あなたが
「 昔 クマ牧場へは行ったから・・・ 」という台詞を口にするとするならば・・・・。

その台詞に含まれている「 昔 」とはいったいいつの頃のことなのでしょう???

10年前? 20年前? それとも・・・・。


歳をとれば人も変わります。

年月が流れれば施設やスタイルも変わってゆくことでしょう。

そんな変化を交えたうえみつめなおし 改めて
「 昔からあるクマ牧場 」への再来を考えてみて下さい。

僕が紹介した写真画像や動画なんて本当にチープな物なのです。

ここまでのページを読んだだけで「 のぼりべつクマ牧場 」を「 理解した 」「 わざわざ出向く必要はない 」などと絶対に思い込まないで欲しいです。

目の前で動き回る
畏怖堂々たるヒグマ達の姿や迫力、 子グマ達の躍動感、 獣の臭い、 鳴き声(うなり声) 等など その場へ足を運ばなければどうにも体験できず伝わらない部分が山ほどあるのです。

直接足を運んでみればそれがきっと理解できるはずなんだ。

必ず新鮮な気持ちで楽しみなおせますよ (´∀`*) 僕はそう思っているよ。

行ってごらんよ のぼりべつクマ牧場☆




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■最後に

クマ牧場の敷地内の片隅には「 獣魂碑 」が建立されていました。




沢山の生き物を飼育していれば、その終末である「 死 」も避けられない。

ここでそんな命を全うしたヒグマらのことは「 碑 」を建てて弔うことも忘れない。

動物「 命 」をあつかう職業の方々はこういった感情の備わった人達に担って欲しい。

のぼりべつクマ牧場のスタッフはきっとその点は大丈夫な方々ですね。





以上が在宅ヒグマ研究家ちゃきさんの” のぼりべつクマ牧場レポート ”でしたぁ。

それでは皆さん またの機会に! ==☆((((((((ヽ(^ー^ バイバぁ〜イ♪


ーーーーーーー おしまい ーーーーーーー

※今回のページ作成に際して使用した画像たち。これらは園を訪ねた際にロープウェイ運営スタッフさんへ
「 写真や動画を撮影した物はブログ紹介しても構いませんか? 」と尋ね「 宣伝しておいて下さい! 」と許可を頂いたうえでWEB公開しております。



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