あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^ 体格は?どれくらい大きいの?

【 ヒグマの体格は? 】


ヒグマは雄と雌では雄獣の方が身体が大きくなる。

一言に「 ヒグマ 」といっても世界に散らばるヒグマは棲息する国の違いによって大きさがまちまちです。

ここ北海道という棲息地域にあっての最大級は体長は2.7メートルの記録が残っている。

 画像著作:ethan

同じ最大級の体格まで育った熊であっても 冬眠あけ と 冬眠入り直前 では皮下脂肪の付き方が異なるでしょうし体重も当然変わってきますよね。

過去に日本での最悪な熊被害をだしてしまった苫前村三毛別でのヒグマ事件。

この際に討ち取られたヒグマの記録では体長が 2.7メートル あり、体重は 340キロ であったことが伝えられていました。

この熊は冬眠へむけた充分な捕食ができていなかったことが事件発生の原因と考えられていたタイプ。

もしも充分な栄養が採れていた場合であったならば、この記録よりも体重は増えていたと考えるのが普通だろう。

また2007年には えりも町にて体重520kgのヒグマが箱罠にて捕獲されています。。



まさに巨漢!


ただ・・・ この520kg体重のヒグマちゃんは身長が2mに足らない個体でしたので ちと肥満型かなと・・・(笑

丸まると太ってはいたのでしょうが大きさ的に 巨熊 といいきってしまってよいものなのかちょっと躊躇ってしまいました。






とはいえ、500キロ超えの身体だと文字で伝えられてもちょっとイメージが湧きづらい。

そこでこんな比べ方をしてみました。

みなさんは峠超えの国道沿いに大きく立派な角をもった雄のエゾ鹿が立っている姿を目撃したことはありませんか?

周りに連れた鹿たちよりも一回り大きいなぁ・・・立派な角が生えているなぁ・・・と感じるあれです。


写真提供元: 動物写真集(アザラシ・シロクマ・旭山動物園)

あのサイズのエゾ鹿でも体重は最高で 170キロ程 とのこと。


そうです! 大きなヒグマではあれの3倍もの体重があるのですよ! (; つ* *)つ 怖ぇ~(涙目

いかにヒグマちゃんが 超BIGサイズ まで成長しうるのかが伺えしえるというものですね。




また最大サイズのヒグマ成獣が立ち上がった時の高さ的イメージのつけかたなのですが、こちらは身近に存在するものを眺めてその高さを想像してみることといたしましょう。

僕らが交差点で見かける歩行者用の信号機。



これね ⇒     画像提供元: 暇写華写


この歩行者用信号機はその設置基準が法律上「 地上より2.5メートル以上 」と定められているのだそうな。

信号機そのものにも大きさがあるわけですから概ねこの信号機の取付箇所付近を2.7メートル前後と想像していただければ良いかと考えました。

今度交差点付近を歩くことがあったらば実際にその高さを見上げて、その高さに相応しい体格をもったヒグマ様の眼光鋭くあなたを見下ろす野生の顔を思い描いてみて下さい。

改めて身近な物と比較しイメージを湧かせてみると思わず苦笑いしてしまうこと請け合いです。

ん~ この高さはやばいな 
(^ ^;) でけぇ~ でか過ぎる・・・。

このように工夫したうえ改めて北海道のヒグマサイズに思いを巡らせてみると、本州産のツキノワグマ(最大1.8メートル程)という数値もどこか可愛いらしく見えてきますね。


どうです? 皆さんも最大級レベルのヒグマ成獣のもつ貫禄が少しはイメージ出来たでしょうか?

とはいえヒグマの成獣、しかもここまで巨漢となった熊であれば他の熊を打ち負かして暮してゆけてしまうわけです。

ですから基本的に森の奥深くに彼はその棲家を確保しているはずであり、滅多なことで市街地に近接する場所へも出てこない。

ゆえに通常の都会暮らしの中においてはモンスターヒグマに遭遇するなんてことはないでしょう。


( ※奥山へ山菜採りなどで分けいってゆく際は直接出遭えるかもしれません。望むならですが:笑 )





【 産まれながらにデカイのか? 】

こんなに大きな体格に成長することもある北海道のヒグマちゃんですが、産まれたばかりの時には両手の平で保持できちゃうほどに小さいサイズで産まれてくるらしく 400グラム前後 の体重しかないそうです。

以前、テレビでパンダの赤ちゃんが極小さく未熟児に近しい状態で産まれてくるといったことを何かの番組でみたことがあるよ。

あれよりはもう少し大きく四肢や爪などもしっかり形づくった状態でヒグマの赤ちゃんは産まれてくるみたい。


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産直後体重 0.4キロ × エックス  = 成獣MAX体重 520キロ

エックス = 1300

なんと! 順調に育てば1300倍にも成長するってことだ!!

平均体重であっても 200キロ は超えるだろうから それだって 500倍 です。

やはり随分倍増的に育ってゆく動物なのですね。


それゆえ日本の陸棲哺乳類では草食動物群を含めて考えたとしても最大種ということになっています。


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【 体格特徴の余談 】

英語でヒグマは 
BROWN BEAR 。

BROWN という単語の訳を調べてみると 茶色、褐色、とび色、きつね色といった文が上がってきた。

熊なのにキツネ色とは・・・ 
(^ ^;) まぁ 色の表現だし仕方ないか。


また、BROWN の別な意味合いでは 陰欝な とか 憂鬱な といった意味もあるとのこと。

陰鬱な熊ちゃん・・・  憂鬱な熊ちゃん・・・

とかく世間では農林被害をだしているとか、人を襲ったとか悪いイメージの伝達が走りますからねぇ・・・ 

彼らも色々と悩んでいるのかもしれません。


また、さらなる別な意味合いでは
「 環境保護に反対の 」とか「 環境保護問題に不熱心な 」といった意味もあるんだって。

これは中々に笑えます。

豊かな森林が一番の快適な棲息場所であるヒグマ達。

そんな BROWN BEAR たちは実は「 環境保護に反対の熊 」、「 環境保護問題に不熱心な熊 」だという直訳になってしまうもの(笑

この文面から強引に何かを読み取ろうとするならば、ヒグマ達はこう言いたいのかもしれません。


人間ごときが己の立場の違いで勝手に「 開発する 」だの「 環境保護 」するだの言ってるんじゃねぇ~よ。

とにかく俺たちの暮す森にどんな形であれ手を出すな!

放っておいてくれ! 俺たちはずっと上手く森と付き合ってきたんだ。

開発も保護も俺たちヒグマ自身は特段意識して何もやってない!

でも ずっと上手く森と付き合ってきたしこれからもそうやって付き合ってゆくよ!

まったくもう ヒグマ家業も大変な時代になったもんだ ぷんぷん!

あぁ 俺たちヒグマはこれからどうやって生きていったら良いのだろう・・・

はぁ・・ ( 深くため息 )




北海道の BROWN BEAR 達は今日もまた憂鬱に悩み続けているのです。





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