あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^ 共食いするそうだ 怖ぇ

札幌市にある円山動物園

ここに新しく開館されている「 エゾヒグマ館 」という施設では2010年11月13日の午後、まだ体重30キロにも満たないというオスのヒグマの仔が、2歳メスのヒグマに襲われて亡くなるという事件がおきました。

原因は互いの部屋を遮蔽する構造になっていた扉に開閉の不具合があったからだとの報道でした。

ただ、今回注目して貰いたいのは扉設備の不具合という場所ではないよ。

メスの成獣が同族種であるはずの仔熊を殺してしまったことに注目して欲しいんだ。

同族種であっても相手を殺すことがあるってことが理解できたことでしょう。

ただ この場面では「 共食い 」をしたというわけではありません。

じゃあ クマちゃんは「 共食い 」はしないのか・・・・。

残念ながらその答えは「 する 」となるようです。

以下に ホッキョククマのバージョンではありますが実際に共食いをした際の画像を掲載するサイト(外部サイト)へと飛ぶURLリンクを配しておきます。

かなりグロ画像が出てくるので観たくない人はこの部分はスルーしてもらい、さらに下段の説明文を読み進めてくださいね。

http://nukohiroba.blog32.fc2.com/blog-entry-1733.html
( ※本気でグロいよ 開くときは注意してね 
 )


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『 クマは共食いをする 』

そこには野生動物ゆえの理由と言うものがちゃんとあるものだよ。

これらを項目分けしたうえ色々と解説してみることといたします。


その@: 食糧・死肉としての共食い


まず食糧としての価値に由来する「 共食い 」を説明してみるね。

ヒグマが病死、もしくは寿命などで息絶えたとします。

そこには当然ながら死体が横たわることになりますよね。

ヒグマがエゾ鹿などといった動物の死肉を食べることは良く知られています。

単に栄養価の高い貴重な餌のひとつとしてエゾ鹿の死肉を食べる。

それは「 生きる 」という野生動物最大の目標として必要不可欠な行動となることでしょう。

では次に、死んで横たわっているのが同族種となるヒグマであったならばどうでしょう?

彼らクマちゃん達にとって、たとえそれがヒグマの死肉であっても栄養価の高い貴重な餌のひとつであることに変わりはないのです。

ゆえにヒグマは仲間の死肉を食べていると考えられます。

その証拠や根拠として、はっきりと言い切りづらい面もあるのですが森の中では熊の死体がみあたらないという現実もあるそうですよ。


猟師が熊を鉄砲でしとめたが重量がありすぎてその日は退散。

翌日をまち仲間を連れたうえでその仕留めた熊を引き上げにやってきてみると熊の死体がなくなっている。

変わってその熊の死体を引きづってゆき食した様子が残されていたなんて状況もあったとの文面をみつけることもありました。

大きな身体で重量のある熊を狐や狸が引きづってゆけるはずもない・・・。

 
 体格差がありすぎます
画像著作:Keven Law

これは熊が熊を引き連ってゆき食したと考えるのが妥当な事例なはずですよね。

『 クマちゃんは同族のクマの死肉を食す 』

これは間違いなさそうだね。

よし! これを理解できたら次の理由へと読み進めてみましょう。



そのA: 生殖行動からみる共食い

でも皆さんが一番「 共食い 」という文字から連想するのは別なシチュエーションで発生する事例ではないでしょうか?

そう d(´・ω・`) 互いに争い戦った挙句に一方が殺されてしまい、勝者となる相手に食べられてしまうというそれです。

先に結論を言いますが「 両者が戦ったうえで相手を食すという共食いも熊たちはやります 」

これには大きく分けて Aタイプ と Bタイプ 2つのパターンがあるように思えたよ。


まずは
Aタイプの説明:

『 ライバルを減らせ!の巻 』

自然界では強いオスがメスを獲得し子孫を沢山残すことができる。

その為、メスの争奪戦をすべくオス同士の熊が戦うこともあるということはイメージがし易いことでしょう。

でも、こういったケースでの争いの場で共食いが発生することはあまりないようなんだ。

問題はその後・・・。

めでたくオス熊が交尾相手となるメスを獲得し、その後このメスが出産。

仔グマを連れだって森を歩くようになってから事が起こりはじめるんだ。

既存のオスの成獣としては仔グマの成長は喜ばしい面と歓迎出来ない面があるのね。

育ってくるのがメスの熊ならば将来は自らの交尾の対象となりうるから無事に成長して欲しい。

でもその逆にオスの仔熊の成長というものはメスの争奪戦をより厳しくする可能性が高くなるのであまり歓迎できたことじゃない。

歓迎できないイコールそれは

「 よし! d(´・ω・`) 仔熊のうちにしておこう♪ 喰っちまえ☆ 」となるそうです。

ゆえに、オスの成獣はオスの仔熊を襲い食べてしまいます。

メスの争奪戦はライバルを減らすのが一番だからね☆



次に
Bタイプの説明:

『 早く発情してくれよの巻 』

オスは毎年のごとく時期がやってくれば発情しはじめ交尾行動をおこなうメスの成獣を求め森を彷徨い歩くことになります。

でも生殖行動というのはオスとメスの両方が発情を迎えていないとうまくはゆかないもの・・・。

仔グマを連れだっているうちは、たとえ成獣のメスであっても発情しないので生殖行動の妨げになってしまう。

オスは SEX がしたい。

メスは その気 がない。


オスとすればメス熊には早く その気 になって欲しい。

仔グマが居なければ再びメスの成獣は発情時期を迎えます。

ではメスが無事に子育てを終えるまで待つのか?

残念ながらオスのヒグマちゃんはそこまで辛抱強く待てない性格のようです(笑

っというわけで、早く発情してくれよイコール

「 よし!d(´・ω・`)仔グマ達をしてしまおう♪ 喰っちまえ☆ 」となるそうだ。


ちなみに成獣オス熊による仔グマ殺しの様子を捉えた映像も見つけたから貼り付けておくね。



ううむ・・・ 本当に仔グマを殺して食べてしまっていますな 
(* *;) 強烈な自然界の掟・・・。


このような理由から仔グマを連れた母熊としてはオスの成獣が近寄ってくるのは気が気ではない事象となります。

だから母と仔はオスの成獣の姿を近くにみかけると猛烈なダッシュで逃げていったり、仔グマ達を樹上に避難させるといった対応をするんだ。

仔グマを殺されてはかなわないからね。

下にそんな様子が良くわかる動画も掲載しておくから参考にしてみてくださいね。

 仔グマを連れてすぐさま森の奥へと逃げる母グマ


 即効で樹上へと仔グマを非難させる母グマ


 威嚇し牽制し追い払おうとする母グマ



そのB: 成獣同士の共食い

この他にもね、熊ちゃんを沢山飼育しているような施設では「 共食い 」が起きてしまうことがあるんだって。

互いの距離感が近いのでどうしても上下関係を示す上での睨みあいは日常茶飯事・・・。

その際に弱腰であった熊のがわが過度に逃げの姿勢に入ってしまいダッシュ敗走し続けてしまうと大変!

もしもそのまま逃げ続けたりしちゃうと
「 逃げ去ろうとするものには襲いかかる 」という野生の本能にスイッチが入ってしまうらしく、それがたとえパーク内であったとしても相手熊へと襲いかかり殺してしまうんだって。

この時には睨みあいとは直接関係がなかった周囲の熊たちにも
「 逃げ去ろうとするものには襲いかかる 」という野生本能のスイッチが入ってしまうらしく、沢山の熊が一斉に襲いかかるという現象に発展するのだそうな。

これによって弱いクマのがわは絶命を迎えてしまうんだと。

そして以降、「 死肉は喰われる( 共食い ) 」の運命です

流石にそんな施設内での共食いの様子を撮影記録した動画というものには出会いませんでしたが、かわって自然界においておこった成獣同士の共食いの動画( ※静止画をスライドショー仕様でつなげたもの )を見つけました。

いやぁ〜 本当に成獣同士でも相手を喰っちまうんですねぇ・・・ なんというか猛烈な世界です。



この熊はどうして喰われてしまうことになったんだろう???

単に襲った熊が腹減っていたとかの理由なのかなぁ・・・。





その@
動物の死肉は餌として食す

そのA Aタイプ
我が遺伝子だけを後世に残し繁栄させようとさせる動物の本能

そのB Bタイプ
オスはさっさと交尾がしたい

そのC
成獣同士であっても時には相手を食べてしまう





これら上記した理由はどれも野生の「 クマ 」という動物の行動として、とても理解できることでしかない。

熊たちが「 共食い 」という行動をするということは、とても理にかなった自然な行動であるということだよ。


たまに森のドングリが不足したから餌不足に悩む熊が共食いをしているだとか、ホッキョクグマが地球温暖化のせいで生きる場所や餌を確保することが難しくなり「 共食い 」を始めたとかいう文面を読むことがありますが本当にそうなんでしょうか?


クマ達は大昔から必要な野生行動として、もしくはそれを本能行動のひとつとして「 共食い 」を行ってきたのではないのだろうか・・・。

僕にはそう思えてならないんだ。

キミ達はどう考えた? やっぱり地球温暖化が原因だと思いますか?




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