あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^*) 熊猟に使う日本犬種 | ||
対クマとなる猟に向いている犬・・・。 昭和後期の時代を色濃く生き抜いてきた僕に言わせれば、それはかつて週刊少年ジャンプという漫画雑誌において連載れていた巨匠:高橋よしひろさんの人気漫画作「 銀牙 ・ 流れ星 銀 」に登場する犬「 銀 」しか思いつかないのだ。 いや この犬さえ居てくれれば少なくとも現代の北海道で現実に起こっているヒグマと人間の軋轢など、きっとたちどころに解決してくれるに違いないと半分本当に信じている。 だから今日もオイラは虎毛のクマ犬「 銀 」の姿を探しているのです。 おぉぉぉ~ (ノ゜ο゜)ノ オオオォォォ-い 銀やぁ~い♪ どこにいるんだぁ? この「 銀牙 ・ 流れ星 銀 」というタイトルを聞いただけで ピクン♪ と心の針が振れてしまったチャキさんと同世代のあなた! キミ達たちだけでも後ほど「 銀牙 ・ 流れ星 銀 」の画像チェックして郷愁に浸ってみてくださいね。 ちなみに著者である高橋よしひろさんの公式サイトはこちらっす ⇒ http://www.gin-ga.net/ この犬はね、巨大熊「 赤かぶと 」と壮絶な戦いを繰り広げる漫画の主人公犬なんだよ。 詳細については後々登場してくる「 クマ関連の本の紹介 」の項目内で書くことにするね♪ ってな流れで「 熊猟に使う日本犬種 」の紹介は「 銀 」のモデルともなっている「 秋田犬 」の紹介から始めてみることといたします♪ なう ちぇきら☆ 【 熊猟に使われる日本犬種 】 ①秋田犬: 著作権の帰属: B@rt from nl 秋田犬とはマタギ犬( ※あくまで呼称であり犬種としてはこの名称は存在していない )や熊犬とも呼ばれる犬です。 読み方は「 あきたけん 」と読みたくなるが正しくは「 あきたいぬ 」というらしい。 少なくともウィキペディアでの記述ではそうなっていた。 でもぉ・・・自分の身近な友人たちは揃って「 あきたけん 」と読んでいた気がします。 東北地方、秋田県が原産となり中型~大型犬の部類に入るワンちゃんだそうです。 国の天然記念物にも指定されているちょいと希少な犬らしいよ。 忠犬ハチ公もこの秋田犬だったそうで飼い主に非常に忠実さをみせる犬種として知られているんだと。 狩猟や闘犬用として飼育されていた歴史もあってその体格・体力・俊敏性・肝っ玉の座り方などそのどれもが高い能力を有している犬種です。 闘犬という世界のルールではひとたび試合が始まると「 威嚇で吠えたり唸るだけでも負け 」「 相手に噛まれた際にキャンキャン鳴いちゃっても負け 」などかなり厳しい勝敗基準があったはずです。 闘犬だものこちらがいくら強い犬であったとしても、あちらだって当然強くてデカイわけです。 その相手をみても身じろぎせず、互いに噛みあいなどをしても「 負け 」が入るまでは「 キャン♪ 」とも言わないっていうんだから強烈な精神力を持ち合わせているってことが判るよね d(´・ω・`) こういう犬種だからこそ熊猟にも愛用されたのでしょう。 そんな優秀な秋田犬なんですが、一時は戦時下の栄養不足や闘犬向きとするための品種改良が盛んとなり過ぎてしまった経緯もあり純潔の秋田犬に出会う機会が非常に難しくなってしまったのだそうです。 しかしその後、純血化が図れたり犬種としての保護保存を目指すべく天然記念物指定をうけられるなどして次第にその数を回復していくことに成功したんだと。 結構 苦労の末に現存に至った犬種だということが判りますね。 現代にあっては秋田犬保存会や秋田犬協会などといった各種団体の尽力もあり全国にその飼育愛好家の裾野も広がるに至っているそうだ。 っとまぁ 忠犬性や愛好家の広がりは書かせていただいたものの、その強さゆえキッチリ「 危険犬種としての指定 」も受けてます。 育て方、躾を間違って馬鹿犬に育ててしまったら大変! 皆さん 賢い飼い主としてこの犬と接してあげてくださいね♪ \(^▽^*) 威嚇ごっこな感じで家族と遊んでいる秋田犬の動画紹介
②甲斐犬: 画像著作:GFDL画像の扱いです 原産地が山梨県であり同県が旧称として甲斐の国と呼ばれていたことから「 甲斐犬 」との名称がついている。 呼び名は「 飼い犬 」と区別する目的もあり「 かいけん 」と呼ぶことになっているそうだよ。 外観的な特徴として虎毛( 中虎毛とも言う )、黒虎毛、赤虎毛といった独特の虎毛色な体毛をもつワンちゃんです。 虎毛は森や藪の中では猛獣の虎同様に保護色として機能すると言われている。 先にもちょいと触れた犬漫画「 銀牙 流れ星・銀 」は後にTVアニメにもなっているのですが、この第9話の作中にも「 魔犬!甲斐の三兄弟 」という形でこれら虎毛の甲斐犬が登場してくるんだよ。 兄貴分をはる赤虎 片目を失っている黒虎、片耳を失っている中虎という犬達がそれです。 3兄弟はそれぞれが体色や毛並みの虎毛模様など「 甲斐犬 」としての特徴をよく踏まえたキャラクターとして描かれているんだ。 非常に多種多様にわたる犬達、これらを作者となる高橋よしひろさんがどれも深く愛し物語を綴られていたことが伺えるとは思いませんか? こういう漫画が昨今少なくなったなぁ・・・。 この甲斐犬は体格が40~50cm程というサイズであり 小型~中型犬 に位置づけられるそうです。 非常に頭が良い犬で猟犬ならずとも番犬として家庭で飼育することも可能とのこと。 ただ自分が慕い仕えるべき主人を「 ひとり 」と定めてしまう特徴があるそうで、複数人で飼育を共有するような形を取りづらいむきもあるワンちゃんだそうな。 主人と定めた者に対する忠義が厚い犬ということですから、これは見方によっては愛好するにふさわしい飼い主冥利に尽きる犬種だともいえましょう。 昨今流行りの文字「 絆 」という漢字が甲斐犬には似合うのかもしれません。 猟犬としても高い能力を発揮するのだそうですが、なんせ体格が小型~中型に属すこともあり狩猟対象となる獣は主に「 鹿 」と「 イノシシ 」であったとのことです。 こういったこともあり体格そのものも「 鹿型の甲斐犬 」と「 猪型の甲斐犬 」では特徴がさらに分化しているとのことでした。 ここで「 熊型の甲斐犬 」という名称が登場してこない・・・。 熊猟には活躍しなかったのかな??? はて・・・。 とはいえ、体格的には鹿のそれが本州棲息のツキノワグマに近しい大きさがあることや、猛々しさでも大型の猪のそれとツキノワグマは大差がないとも思われる。 山へいったん入ってしまえば時として熊とも遭遇したことでしょうし、熊猟品種としてのハッキリした記録文献と僕が出会っていなくとも甲斐の犬だって熊猟に活躍していたと見るのが普通なのでしょう。 そんな憶測で僕の書き記す「 熊猟につかう日本犬種 」の項目内には「 甲斐犬 」も登場させてみました。 可愛い甲斐犬の動画紹介 ③紀州犬: 画像著作:Sabine, user of DogWiki 紀州とは紀伊の異称です。 紀伊の国とは旧国名でありこれは現在の和歌山県を指します。 つまり紀州犬は和歌山県を原産地とする犬だということだよ d(^▽^*) 体格は中型犬に属し主に猪猟向けに使われた犬だそうですが、気性が荒いほうなので家庭で飼育する場合には充分な注意が必要とのことです。 それを裏付けるかのように自治体によっては土佐闘犬や秋田犬と同様に特定犬の指定も受けています。 ここで気性が荒く猟犬向き、プラス特定犬指定と書いてきましたが、家庭での飼育頭数は意外にも柴犬以上にその数が多いそうです。 ん~こう書いてみると紀州犬が殖えること自体は歓迎ですが、願わくばちゃんとした躾もまともに出来ない「 馬鹿な飼い主 」は殖えて欲しくないなと切に願ってしまいます。 強靭な犬だけにしっかりとした躾を施してあげることが大事☆ 社会に好かれる犬種で在り続けられるためにも飼い主のレベルが求められる犬種ですね。 飼い主とお散歩へ出たい紀州犬の動画紹介 熊猟に用いられた秋田犬とも同格の強さを備えた紀州犬です。 猪猟向けに使われたとはいえ、当然ですが「 クマの猟 」にもその能力は貢献したものと僕的には推察してみました。 結果、紀州犬も「 熊猟に使う日本犬種 」の項目に仲間入りさせてみた次第です。 ④柴犬: 画像著作:パブリックドメイン扱いの画像です 柴犬は ( ^▽^)b 立派な猟犬です☆ 読み方は「 しばいぬ 」もしくは「 しばけん 」ね。 国内でその名前が有名であり、かつ飼育頭数も日本犬シェアの約80%を占めるとダントツの人気を誇る為ここにその名を記してみました。 が、しかし立派な猟犬ではあるのですが・・・・彼らを「 熊犬 」とは呼び難い。 まず猟犬として愛用された歴史があることは確かなのですが主にこれは「 小型動物 」が対象であったことがその理由。 つまり鳥狩猟やウサギ猟への同行程度を彼らは活躍のフィールドにしていたと考えていただきたいんだ。 小型犬種に分類されるその体格も「 熊猟 」にはちと不向きかと・・・・。 加えて、鳥狩猟に用いられる猟銃は大型動物を仕留める際に用いられる銃と威力もその構造も異なるため、鳥狩猟の装備をそのまま熊猟へは転用できない事情もある。 っとなれば柴犬が熊猟にも活躍したと見るのはちょっと無理が生じるのではないかと思われたよ。 そこで僕個人の見解としては「 柴犬は率先して熊猟に使う日本犬種ではない 」と定めてみよう☆ あくまでもその人気度と認知度ゆえにここの項目内へと掲載してみたまでだよ。 ご理解くださいまし。 ただし「 クマ猟には不向きである 」からといって決して柴犬は能力の低い犬ではないぞ。 柴犬はその俊敏さや判断力の高さ、主人たる者への忠誠心などどこをとっても狩猟同行犬として高い能力を発揮する犬であることに変わりはありません。 そればかりか体格が小柄犬種に分類されることもあって家庭での飼育にも向いています。 そこでは家族以外の者に対する警戒感が高いといった特徴を生かせるという番犬的価値だって持ち合わせているじゃありませんか! 可愛いという部分ばかりが重要視されている昨今の愛玩犬とはこういった点で一線を課す存在でもあるでしょ。 あと、柴犬の原産地区なのですが現況「 信州柴犬 」がその名を広めているけれど、これも他の地域から持ち込まれたうえで繁殖させたものが後々全国各地の柴犬愛好家らの手へと広まっていった経緯があるだけとのことであり「 柴犬の原産地 イコール 信州 」とはならないのだそうです。 どこの地域が原産地域であるのかが明確ではない犬種・・・・。 しかしその飼育シェアの占有率や全国的な認知度という部分を踏まえると国内で最も「 日本犬♪ 」という名称が似合う犬種がこの「 柴犬 」なのかもしれませんね。 柴犬も結構やるなぁ~♪ この「 柴犬 VS たぬき 」という紹介動画をみるに これならひょっとして熊猟もいけちゃうのでは・・・・と見直しました。 狸程度であれば全くひるむ様子がなく、ある種「 余裕 」すら感じられます。 これならツキノワグマいけるんじゃないだろうか・・・・ 上の文章も改編しないといけないかな・・・。 ⑤四国犬 画像著作:Bigsteeve (en.wikipedia) ちゃきさんから四国犬を見て一言: 「 一目みて オオカミかと思いました f(^ ^;) 間違うよねこれ 」 シベリアンハスキーなんかもオオカミっぽいけれど、あれよりもちょいと地味っぽいイデタチがオオカミのそれを連想させてくれちゃいます。 事実、この四国犬はニホンオオカミとの混同目撃報告が幾つもあるそうです。 ん~ この間違いは理解できるなぁ~。 キミはどう? この四国犬と森の中でバッタリ遭遇なんかしちゃったら「 犬だな・・・ 」と冷静に見分けられますか? 無理だよね。 ちなみにこれはイタリアオオカミの画像だよ ↓ 画像著作:Jairo S. Feris Delgado (ia:User:Jasef) こんなオオカミの姿に似た四国犬なんですが、その読み方は「 しこくけん 」。 原産地は主に高知県となる四国地区です。 体格は秋田犬と同格の中型犬だとのこと。 元々は四国地区の犬だけに「 土佐犬 」と呼ばれていたそうなのですが、「 土佐闘犬 」との区別を容易にするために「 四国犬 」と改名されるに至った犬種なんだってさ
四国犬の狩猟への登用は主に鹿とイノシシを狩るときに同行したとのことですが、秋田犬並みの体格もあり熊猟に充分通用するだけの力を持っていたと思われます。 主人への忠誠心は高いが見知らぬ者であれば強く攻撃性をぶつけることもあるというその気性も「 熊猟への転用 」が可能だと思われた。 相手がツキノワグマであれば森中で偶発的に出遭ってしまったとしても、この四国犬がひるみたじろぐとは到底考えにくいです。 よって あいらぶヒグマ(羆)ちゃん内「 熊猟に使う日本犬種 」に堂々の殿堂入りだ☆ オヤツに鹿骨食べてる四国犬の動画紹介 ⑥北海道犬(アイヌ犬): 画像著作:wikipedia user しでん 北海道の先住民族であるアイヌ民族の方々が飼育していた犬種です。 後に名称を「 北海道犬 」と改名しています。 改名作業そのものが必要無いように思えるのですがいかがなものでしょう? 僕が生まれ育った地区は千歳市という場所でしたが、その町にもアイヌの方は住まわれていました。 そんな経緯もあってか僕個人的には改名前となる「 アイヌ犬 」という名称に馴染みがあります。 山岳狩猟犬として古くから活躍していてエゾ鹿やヒグマとも対する。 そうです! ヒグマと古くから対峙し熊猟に同行してきた一番の功労犬はこの「 北海道犬( アイヌ犬 ) 」なんです! 皆さんご存知のとおり本州に棲息するツキノワグマよりも北海道のヒグマの方がより巨大です。 その巨熊に対して真っ向から向き合い身じろぎせずに構えることが出来る度胸や強靭さは凄い! 体格は中型犬に類するとのことですが、ひとたびヒグマが棲息するような森の中に足を踏み入れればその存在感たるや大型犬を飛び越えて「 猛者犬 」といった印象なのかもしれませんね。 とはいえ・・・意外なことにこの北海道犬、みなさんには非常に馴染みが深い犬種となります。 ソフトバンクのコマーシャルで一躍人気者となった白い犬。 いわゆる「 白戸家のお父さん犬 」なんですが、これが北海道犬です。 かく言う「 お父さん犬 」も北海道はシシャモで有名な鵡川町の生まれなのだそうな。 たまに里帰りもしているそうですよ。 遊具と戯れている北海道犬の動画紹介 今回紹介してきたのは日本犬種での熊猟関連種のばかりです。 実際にはヒグマ対策にあてられる目的で過去に輸入を行ったという経緯を持つ外国産の犬種「 カレリアン・ベア・ドッグ 」なども熊猟犬種としては存在しているよ。 画像著作:Fraczek.marcin 今後どんな犬種が活躍するにせよ、ヒグマが地域住民との間で摩擦をおこし、何かしらの事故へと発展してしまわぬよう彼ら「 犬 」の存在も意識したうえで対策を考え施してゆく必要があるのではないでしょうか。 熊を狩猟する目的で犬達を登用するといった考え方以外にも、熊が人里へと近づいた際に吠えたてて追いまわしたあげく無傷のままで森の奥へと押し戻す役を担わせるといった犬の活用法もあるはずです( ベアドック構想 )。 既にこういった方向性を示唆し声を出し始めている方も一部には登場してきているらしいですよ。 まだまだそんな役を担える『 ベアドッグ 』を育てる技術は確立されていないし、その効果も証明されてはいません。 でも古くから森に隣接していて熊の存在が比較的人里に近しいといった町での暮しでは、「 飼い犬を放し飼いにする 」ことで熊がこちらへ不用意に近付くことが出来ないといった環境を作ってきたという経緯や歴史は残っています。 そんな歴史を考え直してみればそもそも日本には「 ベアドック構想 」は存在していたわけですし、実現もなされていたことにもなるはずでしょ。 犬を外へ出す際にはリードできちんと繋ぎ止めるという考え方があるのは百も承知です。 でも「 しっかりとした躾を施した上での犬の放し飼い 」の効力は見直さないといけないのかもしれないよ。 「 狩猟が目的 」であっても「 ベアドック効果が目的 」であっても、そのどちらであってもここで紹介してきた熊をも恐れぬ度胸の据わった優秀な犬達には多いに期待が集まるはずです。 きっと彼らならば与えられた仕事にきちんとした功績で答えてくれるはず・・・。 在宅ヒグマ研究家@小樽のちゃきさんとしてはそう思わずにはいられないのです。 (*^▽^)ノ 期待しているよワンちゃん達☆ あいらぶヒグマ(羆)ちゃんトップページへ戻る > 項目一覧へ戻る |
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