あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^ ハンター養成!高齢化の懸念

【 猟友会の後継者問題 】

猟友会は近年その構成員の高齢化が問題視されています。

このままゆくと近い将来「 害獣の駆除 」や「 ヒグマの山への追い帰し作業 」などに活躍出来る人材そのものが居なくなってしまいます。

事、対ヒグマに限って言わせて貰えればですよ、猟友会に所属される方の全てが「 熊撃ち 」の人材でもありません。

狩猟を手掛ける方であっても鹿や鳥だけに対象を限り展開されている方もいらっしゃいます。

「 熊撃ち 」を依頼したとしても全員がこれに応じ出動してくれるというものでもないでしょう。

またたとえ「 若手 」が登場してきても、「 熊撃ち 」の技術継承がなされていなければ意味がありません。

いきなり山へ入り いきなり熊が仕留められるというものでもないはずです。

技術継承には充分な期間が必要だ。

もうこれを確保する余裕すらないのかもしれない・・・。

これは間もなく我が街「 小樽 」や「 北海道 」も住宅街にヒグマが出没した際に地元が中心となって対抗する「 自己防衛能力 」を失うかもしれないと言うことなのですよ。

一度技術を失ってしまうと復活は至難の業となるはずです。

現況は非常に厳しいといわざるをえないものとなった・・・。

こういった状況を懸念してむきもあって
「 若手の育成が急務 」として叫ばれるようになりました。

しかし、人はいきなり「 銃 」を手には出来ません。

いきなり「 狩猟 」に目覚めることもありません。

では どうすれば・・・・。


話がそれる気がするかもしれませんがちょっとここで「 バイク世界 」の話を持ち出してみたいです。

近年、趣味でバイクに乗る方が減りました。

バイク業界としては商品が売れなくなってゆくわけですから困りものです。

だからもっとバイクに乗って貰いたいと言う。

ですがその声は虚しく響くだけ・・・バイク人口は少ないままです。

かくいう僕自身はバイク乗りです。

僕がバイクを乗り回すようになるまでにはプロセスがありました。


自転車 ⇒ 原付バイク ⇒ 中型バイク


前段となる「 自転車 」と「 原付バイク 」がなければ僕は今も中型バイクには乗っていなかったなと強く感じるよ。

物事には時に前段となるベース部分が必要となるものだろう。

「 狩猟 」にも同じことが言えないだろうか?

いきなり本物の銃ですか?

もっと前段階の部分を膨らませる努力をしなければいつまでたっても望む結果はついてこないのではないだろうか?

モデルガンの愛好や クレー射撃場での見学会などがとても大切。

「 猟友会に入って欲しい 」「 狩猟免許をとって欲しい 」と連呼しても多分結果はついてこない。

もっともっと全然違った部分から育ててゆかなければ期待する結果には繋がってゆかないことでしょう。

それには非常に大きな回り道をする必要がありとても時間がかかってしまうことが理解できるはず。

猟友会の構成員らは既に高齢化している。

その時間がいったいどれだけ残されているのだろう・・・・。


地元猟友会の崩壊は、地元の対害獣への
「 自己防衛能力の崩壊 」を意味することを忘れないでください。

たとえ銃を使わずに「 熊に箱ワナをしかける 」というだけでも法律の関係上「 猟友会 」の手をかりなければ実現できません。

本当に猟友会が崩壊されてしまっては困るのです。

「 警察とクマ 」の項でも記したように警察官が腰に下げている拳銃では、相手が人ではなくヒグマであればこれを止める能力が期待できません。

警察に駆除能力が無いならば自衛隊に・・・・と期待しても自衛隊そのものが各地域には存在しない。

やはり「 猟友会の崩壊 」は害獣に対する「 地域の自己防衛能力の崩壊 」とみて間違いなさそうです。

アプローチした全員が「 猟銃 」を手にする人材になるとは思わない。

でもアプローチのやり方次第では「 猟銃 」を所持し、時には「 ヒグマ駆除 」へも足を運んでくれる人材が育つかもしれない。

僕らも何か考えなおさないといけない時代がやってきたのかもしれないよ。

たとえば自分自身が銃をもつことがなくとも、住宅街へ出没してきた熊の駆除にでかけてくれた猟友会の方々に対して「 熊という生き物を殺す悪い人間たち 」みたいに後ろ指さすことなく、ときには感謝の思いを向けるくらいの姿勢を持ってあげる。

これだけでも今すぐ出来る協力のひとつとなることでしょう。

未来が変えられると良いですね☆




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