あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^ 役場とクマ

ヒグマが出た!

そんな情報は色々な機関へと連絡が回ることでしょう。

そんな連絡伝達の先のひとつに「 行政 」があるのは間違いありません。

ちなみに僕の住む小樽の街での担当は以下のようになっとります。


小樽市役所・生活環境部生活安全課

〒047−0024
小樽市花園2丁目12番1号
TEL 0134−32−4111 (内線226)
FAX 0134−22−1345




ついでだから参考までに札幌市の場合での担当窓口も記載しておきます。

札幌市では総務企画課が担当するようですが区ごとにわかれているのでちょっと数が多くて面倒。

っというわけで住所は割愛させていただきました。

中央区役所総務企画課 011−231−2400 内線208

豊平区役所総務企画課 011−822−2400 内線252

清田区役所総務企画課 011−889−2400 内線209

南区役所総務企画課  011−582ー2400 内線210

西区役所総務企画課  011−641−2400 内線219

手稲区役所総務企画課 011−681−2400 内線288



【 注意 】
上記したような連絡先への通報は「 
のんびりした対応や対処でかまわない☆ 」時の限定ものだと考えておいてください。

基本的な通報先は 警察110番 で統一しておいた方が良いよ。

この理由は第22項「 クマ出没!通報するか!でも担当ってどこよ? 」にその理由を記しておいたからもう判っているよね。




ちなみにここで名前の出た札幌市の場合では

寄せられた出没情報の告知作業は 
札幌市市長政策室広報部広報課 が担い。

実際の対策検討は 
札幌市市民まちづくり局地域振興部区政課 が担う。

自然歩道や市民の森などが対象フィールドとなっていればまたまた部署が変わって 
札幌市環境局みどりの推進部 が対応することとなるんだそうな。

ほんでもって旭山記念公園が対象フィールドだと今度は 
中央区土木部維持管理課 なんかも問い合わせ先に加わってくるそうだよ。



さぁ とにもかくにも役場へヒグマ出没の通報が入りました。

彼ら「 役場 」の方々はこの情報をキャッチしたのち何をするのでしょう?

僕が見知っている限りで簡単に紹介してみます( ※順番は適当に並んでいます )。


やること@
寄せられた情報の真偽を確かめる( 現場確認など )


やることA
関係する他の機関との情報共有・伝達作業


やることB
「 出没した 」ことを告知するため現地に出没年月日いりの立て看板を設置する。よく僕らが目撃する「 
熊出没注意! 」の赤看板のことね。


やることC
市の広報誌やホームページなどを用いて地域住民らへ注意をよびかける。注意喚起パンフレットの作成や配布などもこれに含まれる行為かもしれません。


やることD
駆除が必要なケースでは猟友会と連携し熊檻ワナの設置許可などを担当することになる。


やることE
出没劇の前からの準備として地元猟友会らの協力の元、「 熊防除隊を組織編成 」しておく。この編成と維持や実出動に際しては助成金補助などを行政が行っていることも多い。


やることF
時には棲息個体数の実態調査といった学術研究なんかも始めたりなんかする。個体数のは悪や棲息範囲の特定などをおこなって過剰な駆除にならないようにと判断する考察資料作成の意味があるんだってさ。


やることG
出没情報が寄せられた地点での侵入経路調査をおこない防護壁の設置を考える。( ※実際に札幌市のホームページで告知されている内容にその記載をみつけました )




だいたいこんな所でしょうか d( ̄  ̄ )

上の対応行動一覧の中でひと際僕の目を引く
「 やることG 」

防護フェンスの設置といったってねぇ・・・・。

ヒグマって移動しますよね?

彼らが本気になると一日で数十キロも移動しちゃうしね。

そう考えると 
札幌南区〜中央区〜西区〜手稲区 まで峰々と続く「 万里の長城 」のような防護壁でも築きあげることを考えているってことなのでしょうか???

中国 世界遺産「 万里の長城 」
 巨大公共事業にはなってくれますが現実どうなんでしょう・・・。
( 画像著作:Hao Wei from China by Wikipedia)


ちなみに良く駐車場を囲うように張り巡らされているのをみかける金網タイプの鉄柵。

あれくらいの物であれば、ヒグマはその気になれば 
楽勝♪ でよじ上って超えてきちゃうそうですよ。

高速道路脇にエゾ鹿侵入避けとして設置されている鉄製フェンスであっても同様です。

ヒグマの能力を過小評価してはいけないのだ (´・ω・`)b



あとね、そのDとそのEに関係する部分なんだけれど「 ヒグマ 」が近所に出没した際に真っ先に頭に浮かぶ項目のひとつとして「 銃器による駆除 」もあるよね。

簡単に言えば「 銃を用いた殺処分 」でヒグマをあの世へ送ってしまおうという解決方法です。

不幸な遭遇を果たした場合には地域住民らも怪我や最悪死亡事故へ発展しかねないわけですから気が気ではありません。

そりゃあ たとえ捕獲が出来たとしても「 奥山へと放す 」こともまた至難の業です。

この部分を上手くクリアーできなければやっぱり殺処分もあり得る (´・ω・`)b

だが事はそうも簡単にはいかないらしい・・・。

銃で撃ち殺して処分という道を歩むとその後猛烈な抗議電話などが役場や関係団体へと寄せられるらしい。

主に環境保護団体や動物愛護団体がその代表格です。

「 殺処分 」という対応が良いか悪いかはここでは触れずにスルーするとして、とにかく猛烈に抗議が寄せられることが予測できるので役場もおいそれとヒグマを殺せない・・・。

この辺の事情も役場は抱えていると覚えておいてあげましょう☆

役場は毎度苦渋の選択を迫られているってことね。



それとぉ〜クマちゃんの出没情報が流れたあとの役場は必ずと言ってよい程に以下の台詞を声高に繰り返すものだ。

「 生ゴミはヒグマを寄せてしまうからゴミ出しの時刻をきっちり守りましょう 」

これ自体は決して間違った内容ではない。

ただしその前に言うべきことが丸々抜けています。


 画像著作権利:イラストわんぱぐ


生ゴミよりヒグマが好むのは
「 家庭菜園 」の成り物だよ。

24時間 昼夜を問わずフレッシュな状態でそこに在する食べ物達。

ヒグマ達にとってその存在価値は「 生ごみ 」の比ではありません。


行政が推奨するコンポストの設置もヒグマちゃんにとっては魅力的な存在になります。

これの存在価値だって家庭菜園と同様で「 生ごみ 」の比じゃないよ。



これらの危うさに行政は極力触れようとせず、
「 撤去の推奨 」を呼び掛けません。

彼らの発する告知物をチェックしても「 家庭菜園の存在とヒグマ寄せの関係 」には触れずにおく、もしくは極小さい記述でとどめておき非常に目にとまりづらいように書かれていることが多いんだ。

そこには大人の事情ってものも介在していることでしょう。

生ゴミだけに限らず「 ゴミ出しルール 」は守らせたいだろうし、コンポストは行政が費用負担したうえで焼却処理とする生ゴミそのものを減じてくれる存在です。

つまり行政としては焼却予算などを浮かせることができるので家庭用コンポストは可能な限り撤去して欲しくないという事情を抱えています。

それに家庭菜園の撤去を呼び掛けてしまえばホームセンターでの購買意欲が低減します。

これはホームセンターの経営者にとっては安易に受け入れ難い呼びかけとなるうえ市の税収の低下にも繋がってしまうもの・・・。

行政の立場としては「 家庭菜園は危ないから潰しなさい 」とは言いたくないのが理解できるよね。

だから役場の方々はヒグマ問題に便乗して「 ゴミ出しルールを守ってね 」とだけ連呼する。

とはいえ、本来もっと先に口にすべき台詞の方は言わないままでいる姿には
「 地域住民の安全を本気で守る気はないのかな? 」といった思いが浮かんできてしまうよ。

地域住民の身の安全を優先するか

はたまた

大人の事情ってものを優先するか・・・。


たとえ言いづらい内容のことがらであっても、役場からの発表を信じている民のがわに立つ者のひとりとして、小樽のちゃきさんは
「 きちんと言うべきことは臆せず告知してほしい 」と感じています。

目先を誤魔化すかのような告知や啓蒙で乗り切ろうとするのも良いでしょう。

ただしこれも「 誤魔化しきれている 」の間だけのことではないかな?

いつか誤魔化しきれなくなった時には何か非常に大きな代償を払わねばいけなくなるやもしれませんよ。

僕はこの点を危惧しています。

「 役場とクマ 」の関係をみるとき、これからもこの部分には一番注目してゆきたいと思っています。

役場の方々 (^▽^)ノ しっかりね♪


追記コメント:
話中に登場してきた『 家庭菜園とコンポスト 』、『 奥山への放獣 』については後々登場してくる別項目でもっと詳しく解説させていただきます。




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