あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^ 現実におきたヒグマ事件 その①

ちゃきさんが三毛別ヒグマ事件復元現地を訪ねた際には、後に町の郷土資料館へも足を運んできました。

そちらにはヒグマの剥製が展示されていると聞いていたからね。

これは是非にも訪ねチェックしておきたいところです。



っというわけで山奥である三毛別地区の「 復元現地 」より車を走らせ苫前の街中へとやって参りました。

そして国道沿いにある苫前の役場前を通りすぎる際にはこんな像をみつけました。



 がぉぉぉっぉーー!!


w( ^▽^)w わぁ~お! ここでもヒグマ様が登場じゃん☆


ってかこの像はなかなかに
BIGサイズです。

いったいどれくらいの高さがあるのだろう?



よしっ! 並んで記念撮影してみよう♪

 ん~ これだと4m以上の高さはあるなぁ・・・・。


北海道に棲息するヒグマちゃんの体長記録として最高域は概ね2.5メートル前後です。

となればこの町役場前で立っているヒグマ様は、ちとそのサイズが大きすぎ。

実在的スケールの像ではないということを踏まえ理解した上で眺めてあげて欲しいです。


道すがらこの像をみつけ
「 ヒグマって大きい動物なんだなぁ・・・・ 」っと鵜呑みにしちゃダメだよの法則。


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僕が目指していた郷土資料館は先ほどのヒグマ像からさして遠くない場所にありました。

 郷土資料館だよ (^▽^


苫前町郷土資料館・考古資料館( 苫前町古代の里 )

住所: 北海道苫前郡苫前町字苫前393号線

電話: 0164-64-2442

開館期間: 5月1日 ~ 10月31日( 入館は午後4時30分まで )

休刊日: 月曜日





ここで入場料として300円を支払い観覧券をGET☆




無事に館内へと滑りこむことに成功しました。


※確認
ここから施設内で撮影した画像が登場しますが、受付担当の方に「 撮影は禁止? 」、「 ブログ掲載は不可? 」と事前に確認をとりました。返答は「 写真撮影してかまいません。皆さんブログに掲載するんだと話ながら張り切って写真を撮り楽しんでゆかれますよ 」とのことでしたので画像掲載しています。





館内では玄関を抜けてすぐのところ、いきなりヒグマちゃんのお出迎えです。



 「 渓谷の次郎 」と名付けられているヒグマだよ。


昭和60年苫前町字三渓で射ち止められたヒグマなんだって。

6歳になる雄の熊ちゃんで体重は350kgもあったそうだよ。

体型がずんぐりとしていて「 熊らしい熊 」のイデタチに仕上がっている剥製ですね。



 ( 丸みをおびたヒグマの姿は冬眠前の脂肪が乗った姿です )


ただその大きさを把握するべく隣に並び写真を撮ってみると、あまりその背丈は大きくないことが判ります。


 参考:ちゃきさんの身長 168cm


ヒグマって何故かその体長が大きければ大きいほどに偉い☆ってな風潮がありませんか?

そう考えるとちょっと渓谷の次郎は物足りない気が・・・・。



皆さん御心配なく。

実はここ苫前町郷土資料館内には
もっと大きなヒグマが居るんです!

僕もこのヒグマちゃんと出逢うべく遠路はるばるこの資料館を訪ねてきたようなものだしね。

彼の名前は
「 北海太郎 」


 でかい!


上の画像、手足の長さも目に留まりますねぇ・・・。

こんなリーチの違いが歴然だとこちらが格闘を試みて反撃したとしてもパンチは相手に届きそうにありません・・・。

森で襲われてしまったらやはり肉弾戦では人間に成す術はなさそうです。




北海太郎は 幻(まぼろし)の巨熊 と呼ばれていたヒグマちゃん。

推定18歳ほどの雄グマだそうな。

「 幻 」の名の通りハンターらが彼を意識し狩猟追跡を開始してから実に8年の年月を経たのちに羽幌町の山中で射ち止めることに成功したという熊なのだそうですよ。

名人と呼ばれたハンターらの追跡を長い期間にわたりかわし続けてきたのですから相当に賢く「 生き残る術 」を身につけていたヒグマに違いありません。

しかし目を見張るのはその賢さばかりではなくやはりその大きさ!

体長は2.5mにも達し、その体重は500kgもあったと言われている!


す す (;゜□゜) 凄ぇぇぇーーーー!!


案内表示には掌幅( 手の大きさ )だけでも後ろ足測定で27cmもあると書いてあったっけ・・・。



手のサイズもそうですが、何よりこの
大きな爪が・・・・ (^ ^;) 凄過ぎです・・・。



北海太郎はその大きな体格は射ち止め当時「 日本最大 」との呼び声が高かったヒグマです。

現在は体重部門において日高方面で捕獲されたヒグマに最高数値を超えられてしまったため「 日本最大 」の声も小さくなってしまいました。

いやぁ~ 上には上が居るもんだなと・・・。

しかしそちらのヒグマは肥満熊の傾向があったそうですので 体長と体重のバランスがとれた巨熊としては未だにこの北海太郎に軍配が挙がるのかもしれません。

蓮●議員から「 2番じゃダメなんですか! 」責められてしまいそうですが、やはりヒグマ世界の価値基準では「 2番よりは1番 」です。

そうそう容易く「 日本最大のヒグマ 」の称号は渡したくありませんよね。

・:*:゚☆*:・。.☆.。・:*:゚ 頑張れ北海太郎 ゚:*:・。.☆.。・:*:゚☆*:・







ちなみにこの北海太郎くん 実はかなりのレベルで ハンサムです(笑)

 凛々しくもキュートさを残すその姿は格好良い♪


僕はヒグマ剥製の「 出来栄えの良し悪し 」はその表情が肝心だと思っています。

北海太郎は実にその点良い剥製でした。

①全体の迫力がありこちらが気圧( けお )される

②毛艶も良い

③顔が引き締まっており表情がしっかりしている

④姿勢が自然な佇まいになっていて落ち着いている

⑤大きい


etc・・・。


これら全部の合格ラインを悠にクリアしている北海太郎くん。

みなさんも是非にこのヒグマと一緒に記念撮影を楽しんでみてください。


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館内には北海太郎や渓谷の次郎の他にもヒグマの剥製がちらほら展示されていました。

僕が訪れた日には平日であり、なおかつタイミングも良かったものか他の来館者の姿がありません。

それならば・・・・とこんな写真も記念に撮影して楽しんでみたよ。



タイトル:
ヒグマに襲われたハイカーが地に伏して死んだふりをするの画像

 現実に森でこうなるのは御免だな・・・。

( 被写体として倒れているのは勿論ちゃきさんです ↑ )
 

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施設の中では三毛別のヒグマ事件を基に制作された映画の上映も行われていました。

再編集して40分~50分程度に短くまとめた仕様の映画を観ることができます。

勿論僕は50分間そこに座っていましたよ。

三國連太郎や前田吟など著名な俳優さんたちの若かりし頃の演技が見れたのも面白かった☆

300円の入館料で貴重なヒグマの剥製との記念撮影が可能なうえ、プラス映画もみせて貰えるのですから安い入館料だなと思えます。

超お得じゃん☆ ヽ(^▽^*) 苫前最高だぁ♪


編集済みで色々とお話を「 端折った 」映画でしたが僕は事前にドキュメント本である「 慟哭の谷 」や小説「 羆嵐 」を読破済みであった為きちんとストーリーを追うことが出来て存分に楽しんでこれましたよ。

もしも時間が許すのであれば、やはりここは事前学習としてこれらの本は先にチェックおくのがお勧めです。




当時の台本がテレビ画面前に置いてありましたので直接手に取ることが出来ました。

これって原本? 複製ですか?

とにかくこういった品を手にとりつつ映画を眺めていられるのは余所にない魅力であり GOOD ですよね。



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勿論ですが資料館の中では三毛別ヒグマ事件についての展示紹介もありました。

開拓民が羆に家屋侵入される瞬間を再現した展示が成されていますが実に迫力満点です。

こういった様子が現実に起きたのだと考えるとやはり背筋が寒くならざるをえませんねぇ・・・ぶるぶる・・・。



 これはヤバ過ぎる・・・。


北海道は近年ヒグマの頭数が増えているのではないかと感じています。

札幌の住宅街近隣でもヒグマが徘徊しているといったニュースは皆さんの耳にも届いていたことでしょう。

そりゃあ現代の家屋事情は開拓民らが暮した頃のそれとは圧倒的に性能が違いますよ。

草ぶきの壁であったものはモルタル塗りやサイディング貼りの丈夫な壁になりました。

ムシロを垂らしただけの窓も今では強度のある複層ガラスがはまっていることでしょうね。

しかしだからといって安全が100%保証されていると言い切れるのでしょうか?

「 窓ガラスをヒグマは壊せない? 」そんなにパワーが無い動物なのでしょうか?


答えはNOです


ヒグマがそのスペックをMAXまで活用したうえで家屋侵入を図れば・・・。

残念ですが現代家屋に使われている強度が高い窓ガラスであっても破られてしまったうえ侵入を許してしまう可能性は否定できないはずです。

三毛別事件は遠い昔の出来事・・・・現代では起こり得ない。

きっとそうは言い切れないってことだよ 
(´・ω・`)b



しかし怖がってばかりでは生活が成り立ちませんし、用心しようにも何をして良いのかが判らない。

とはいえ全くの不用心も良くないだろうて・・・。

はて? では解決策は????


まずは相手となるヒグマを知りましょう。


きっと相手を知れば知るほどにこちらも「 どう暮すべきか 」は定まってゆくはずです。

そんな知識の充足をはかる学習場所の一つとして苫前町は秀逸の場所になると思えました。

ヒグマに興味を持たれた方ならば一度は資料館や事件復元現地へと足を運んでみることをお勧めいたします。

きっと無駄足にはならないと思うよ。

僕はそう信じています




実りの多い苫前旅になりました。

ありがとう 苫前町そしてヒグマ達♪



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さてここまで読み終えて、「 三毛別ヒグマ事件復元現地レポート 」をまだ読んでいないという方は こちら をチェックしてみてください。

関連場所だから両方訪ねるのがお勧めですよ。





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