あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^ 鮭とヒグマ


「 鮭 」と言えば「 ヒグマ 」

「 ヒグマ 」と言えば「 鮭 」



そんな感じに両者のイメージは重なる部分があるんじゃないかな ヽ(´・ω・`)

今回はこの両者の関係について色々と書いてみようと思います。



さて さんざんここまで「 ヒグマとは 」で文章を書いてきたわけですから正直さらに クマ クマ クマ と迫るのはちょっと飽き飽き・・・。

っというわけで今回は「 鮭 」のがわから先に語らせてもらうことといたしまふ。



ええと (´・ω・)b 鮭を語るうえでチャキさんが一番に思い出す施設があるのですがぁ・・・。

それはここ 




「 千歳サケのふるさと館 」

〒066−0028
北海道千歳市花園2丁目 道の駅サーモンパーク千歳内
0123−42−3001
開館 9時00分〜17時00分
入場料は大人800円程度だった気がします。
定休日:年末年始


ここは秋に川を遡上してくるサケを捕獲したり、鮭の生態の紹介や動態観察を行える施設が整っている場所だよ。

千歳川の川底が見える窓があったりしてちょっと面白い場所なんだ。



この 千歳サケのふるさと館 の隣りには
「 インディアン水車 」という水力を使って鮭を捕獲してしまおうという珍しい施設が併設されているんだよ。

ちなみにその画像がこれね 
  ρ(・ω・`)



川を向こう岸まで堰を造っておいて魚が 上流 ⇔ 下流 へと通り抜けることが出来ないようにするのね。

そして唯一上流へと進むことが出来る赤い櫓(やぐら)で組まれた部分に誘いこまれた魚達が水車の籠に入ってくる。

すると回転した籠によってすくいあげられた魚は籠の横にあけてある穴部分からスライドして隣りの生簀(いけす)部分へと落下。

これを日がな一日ずっと継続しているうちにいつしか生簀の中は鮭で一杯になってゆくといった寸法です。


この光景は近くにある橋のうえから見物することが可能なので沢山の観光客らが並んで観ていました。






橋の上から覗きこんだ川面には大きな鮭の魚影も見えているよ 
(黒い棒みたいなのが鮭だよ)




 動画の方が判るかな?




ほんでもって一定時間が経過すれば当然ですが生簀の中が捕獲された鮭で一杯になってくる。

そこでスタッフの方々が登場☆

生簀の中へと網をいれて鮭たちを豪快にすくいあげる! うりゃ うりゃ♪




そして網の下部をひらいてそのまま作業床の上へと大量の鮭を 
どばばばぁぁ〜〜〜♪ っと解放。





床上で跳ね踊る鮭たちを待ち構えていたスタッフの方々がT字型トンボ具で手早く選別してゆきます。



※注意コメント( うる覚えの記憶なんです・・・ )
上の画像で床右側にあいた二つの穴(上・下)に鮭をより分けて入れてゆくのですが、確かオスとメスで分けて入れてゆくんじゃなかったかなぁ・・・違っていたら御免なさい。上流へと自然産卵のために放流する目的で上穴へと入れるんだったか・・・・ううむ記憶が定かじゃない・・・今度勉強しなおしてきます。








ただ水車が回っているだけだとイマイチつまらないこの「 インディアン水車 」

どうせ訪ねるのであればこの生簀からのすくい上げと選別作業をしている時刻に見学するのを強くお勧めいたします。

観ているだけで結構面白いよ  d(^▽^) 

「 THE 北海道 」な光景のひとつなんじゃないかなって思ってます。


いっそのこと作業風景も撮影してきた動画で観た方が判り易いかな? 公開しておくね☆ 



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このインディアン水車というものは先にも説明してあったように川に堰をつくる仕様です。

ここで上流へと行けなくなってしまい沢山の鮭がこの場所に留まることになるでしょ。

でも産卵のために海から遠路はるばる川を遡上してきているわけでぇ・・・。

メス鮭のお腹の中には当然ですが「 イクラ 」が沢山入っているんです。

そこでここいらの場所で産気づいてしまったメス鮭の一部は産卵を始めてしまうことも・・・。

鮭の産卵ってのは川床を掘ってタマゴ( イクラ )を産むのは有名ですよね d(´・ω・`)

産んだ卵の上には再び川砂利をかけて隠すような動作もしています。

でも産んだタマゴの全部へ綺麗に砂利をかけて隠せるわけではありません。

すると折角産みおとしたタマゴ達も川の流れにのって下流へと流されてゆくものもあるわけです。

そんな流れくるタマゴ達は元々この川に棲息する魚達にとっては最高の御馳走になるんだ☆

下の画像は鮭のタマゴを狙って待機しているウグイなどのお魚たちの姿だよ 




鮭の大きな魚体とは異なるサイズの小さい魚がいっぱいいるのが判るかな?

産卵( うまれた )直後にはもう他の生き物の餌になってしまうこともある・・・。

ん〜 自然ってちょっと残酷。

でもその御蔭で栄養価の高い御馳走にありつけた小魚たちは命を永らえてゆくわけですから自然の調和というのは素晴らしいの一言ですね。

そんな生命の営み・命の連鎖を垣間見ることも出来るのがインディアン水車の鮭漁です。



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【 ここで忘れずにヒグマを絡めたお話も少々 】

末筆には「 鮭 」と「 ヒグマ 」のお話を少し書いておきたいです。

ここ千歳川でも昔はこのような水車は当然ありませんでした。

自然遡上する鮭はもっと上流の山の中まで昇ってゆけたということだよ。

そんな山奥には我らが「 ヒグマちゃん♪ 」が暮しています。

川の水に半身を浸からせながら好物の鮭を獲ろうと奮闘するヒグマの姿は誰しもテレビなどで観たことがあるのではないでしょうか。

そんな光景はここ千歳川の上流域でも昔は見られていたんだ。

でも今は人間が堰を造ってしまったので豊富な数の鮭が上流域へと遡上する光景も途絶えてしまいました。

鮭が上流域である山までやってこないのですから当然ヒグマちゃんもこれを獲れません。

本来であれば冬ごもりを間近に控えたヒグマちゃんの秋は沢山の鮭を食べて身体に脂肪を貯えておきたい時期なのに・・・。

見学して楽しんだインディアン水車も、このようにヒグマちゃんの立場から眺めてみるとちょっと迷惑な存在に見えてしまうよね。

今後は川の上流域へと遡上してゆく鮭の数も意図的に放流するなどしてある程度の数を確保してあげて欲しいです。

ヒグマと人間の両者が共にその受益を確保できるような世の中になっていって欲しい。

だって「 ヒグマ 」と「 鮭 」ってなんとなくイメージ的には一体の存在であって欲しいもん♪


人間だって何かを得るために行列へと並んだときに、手前に並んだ人たちが殆ど全部をせしめてしまって後に並んで待っていた自分の分が残っていなかったなんてことになったらとても寂しいじゃない。

『 ここまでの量は人間達の分 』

『 残りの量はヒグマ達の分 』

そんな分かち合いが出来る鮭世界であって欲しいなぁ・・・とチャキさんは願っています。




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