あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^ 現実におきたヒグマ事件 その①


とにかく僕は同志を得ることに成功した☆

もしもヒグマが実際に襲ってきたりしたならば、たとえ2人で居たとしても何も安全ではないのだが、なんとなく心は軽くなった気がします。

その証拠に互いの存在を心の支えとしながら小屋の中だって探検しちゃうんだもんね。



 ヒグマがこっち見てるね・・・。


簡素なつくりの小屋の中・・・開拓時代はこんな感じの建物で冬も越していたのだから凄すぎます。






中にはパンフレットの備えもありました。


 これは帰宅してから撮影した画像


この裏には一緒に備えてあったスタンプを押せるようなスペースが作ってあったよ。

ここへは 
 しっかりとスタンプもゲットしてきました。




迫力のデザイン。凶暴そうなヒグマが描いてありますな。

せっかくここまで足を運んだのなら是が日にも持って帰りたいパンフレットとスタンプと思えますよね。


キミ達読者の方々もこのスタンプを抑えてこられるかな?

チキン野郎では手に出来ない代物ですよ。

ちょっとキミには無理かな~ ははは 
(^▽^ 人のことは言えない僕なのら♪







こっちは粉挽き小屋  は水力で稼働するようになっていたので中々にエコロジストですね。







何故か鐘が備え付けられていました。

打ち鳴らすことで熊避けとするのでしょうかねぇ・・・?






そりゃあ鳴らしますよ。

ってか鳴らしまくりです♪♪♪

とにかく僕は自分の身の安全が保障されている環境下以外ではヒグマと遭遇するのは御免ですからねぇ・・・。



近くには簡易トイレの用意もありました。

夏場のトップシーズンともなるとこの場所は観光客らの姿でごったがえすこともあるのだそうです。

そんな状況下ならば簡易トイレも必要かもしれません。






とはいえ・・・・。

何故かその簡易トイレのひとつはドアが壊れてしまっていました。

男子用と女子用ってことかな?

それとも雪の害? はたまたヒグマの悪戯?





こういうのを見ちゃうとちょっとここで用を足す気持にはなれなかったよ。

皆さんも現地へと向かわれる際には先にトイレの用は足してから移動されることをお勧め致します。





いやぁ~ 最後はヒグマの話から簡易トイレのお話へと道をそれてしまいましたが、とにもかくにもここ 三毛別ヒグマ事件復元現地 は凄い迫力でした。

やっぱり現地入りはおこなってみるものですね。

たまには「 在宅ヒグマ研究家 」という肩書を少しだけ見直して、自らの殻を破ってみるのも面白いと再確認です。

皆さんは僕が綴ったこの紹介ページをみて随分と「 現地入りした気分 」って奴に浸ることが出来た「 これだけで十分だよ 」と感じているのかもしれません。

しかしそれは
BIGなミステイク( 訳:大きな間違い )

やっぱり苫前町へ直接足を運び、リアルにその迫力や史実の跡を体感してくるほうが絶対にお勧めです☆

今すぐにとは言いません。

この地を踏むことがあれば、きっと貴方たちの心の中にもヒグマの強さへの畏怖、知識充足の必要性、野生動物との距離感や付き合い方・向き合い方などといったものを改めて見つめなおさせるだけの力が芽生え、そして大きく膨らんでゆくはずです。

ここを単なる行楽地とは位置づけないで欲しい。

苫前の町や過去の痛ましい犠牲者たちが一番伝えたい部分はきっと「 学び 」のがわにあるはずなのですから・・・。

訪ねる時期や一緒に出掛けてくれる仲間を探して・・・いつかこの
三毛別ヒグマ事件復元現地をあなたも訪ねてみてください。

きっと実のある苫前旅になるはずですよ。






おしまい
 


以上 執筆@無事に生還ちゃきさん三毛別レポート (^▽^)ノ  でしたぁ~♪





その他の注意点やお勧めポイントとして:

訪ねる季節によってはスズメ蜂やアブなどが沢山飛び交っている時期もあるそうです。

彼らのあまりの多さにひるみ、車から降りて見学することすら叶わなかったという話もききました。

スズメ蜂らは車そのものの存在をも外敵とみなすらしく「 カツン カツン♪ 」と車体に体当たりが続いたので降車を断念したという方にも実際にお会いしたことがあるしね。

訪ねる時期は慎重に選ぶのが吉のようですよ。

苫前町の役場にも然るべき担当部署があるわけですし、近況チェックするくらいはやって損はないはず。


担 当:

苫前町役場企画振興課商工観光係

北海道苫前郡苫前町字旭37-1

0164-64-2212






ちなみにヒグマはハチの巣を荒らして蜂蜜を食べようとする動物。

このためスズメ蜂はヒグマの接近を嫌い攻撃しようとするそうです。

僕らがヒグマ色である焦げ茶や黒っぽい色の服装や車両で現地入りした場合、スズメ蜂からは

「 Are  You  Higuma  ? 」

と勘違いされてしまうやもしれません。

この辺りにも可能ならば工夫を入れてみてくださいな。

それとこの地は観光ライダー達からも人気のスポットということなのですが、現地手前200mは砂利道なので運転・速度には気をつけてください。

砂利道わきは沢となっている場所もあり転落すれば非常に厳しい状況となることが予想されます。

オンロードバイクで走行出来ないほどの荒れ路面ではありませんが( ※当方はSUZUKIのガンマ所有 )、道幅は車一台分程度となり急な転回は困難です。

たとえ羆が出てこずに済んだとしても羽虫( 蜂とか )くらいは気になるかもです。

可能であれば車での現地入りをお勧めしておきます。

( ※車は対ヒグマ及び対虫の簡易シェルター程度には役立つだろうしぃ・・・ プラス殺虫剤持参をなお推奨 )。

あとぉ・・・何かあったら携帯電話で助けを呼ぼうとか考えている貴方!

残念ながら
繋がりませんよ (^ ^;) 文明? そんな物が6線沢奥地で通用すると思ってはいけない法則。

これだけでもどういった場所であるのかが伺いしれましたか?

とにかく事故なく帰還する以外に道はない! 

そういう場所だと記憶しておいてくださいまし。





それと余談かもしれませんが・・・

北海道苫前郡苫前村三毛別六線沢で現実におきたヒグマによる獣害。

この史実を基にして書かれた本が幾つか刊行されています。

僕も出掛ける前にはこれらを拝読したのちに出掛けていましたが、事前に読んでおいたほうが現地入りした際の臨場感なども湧きやすいと思うのでお勧め。

これを事前にチェックしていたか否かで「 三毛別ヒグマ事件復元現地 」の魅力は何倍にも膨れ上がるのは間違いありません!

図書館でのチェックでもOKです。

とにかくこれは絶対チェックすべし☆ d(´・ω・`)  


【 三毛別ヒグマ事件の関連本の紹介 】
「 慟哭の谷 」
戦慄のドキュメント苫前三毛別の人喰い熊
初版 1994年12月9日
著者 木村 盛武
発行所 (株)共同文化社
公式サイト:http://kyodo-bunkasha.net/
〒060-0033
札幌市中央区北3条東5丁目
011-251-8078
印刷 (株)アイワード

ちゃきさんの感想:
詳細なドキュメント記録は凄い迫力でした。史実の記録ならではのリアル感がひしひしと伝わってくる内容。凄惨な内容部分も含むため現代にあってはもう同様の作品はリリースが困難であろうと思える本になっています。それゆえヒグマ獣害とは何かを知るうえで非常に価値の高い本となっています。在宅ヒグマ研究者には必須読本となることでしょう。
   
「 羆嵐 」
初版 1982年11月25日発行
著者 吉村 昭
発行者 佐藤 隆信
発行所 (株)新潮社
公式サイト http://www.shinchosha.co.jp/
〒162-8711
東京都新宿区矢来町71
編集部 03-3266-5440
読者係 03-3266-5111

ちゃきさんの感想:
史実に基づき描かれた小説です。描かれたという表現を使ったとおり、この作品では演出変化が施された物となっています。これにより文中に登場する羆VS人間の攻防が巧みに描かれ秀逸の小説となっています。後にラジオドラマや映画化もされた経緯を知るに本作品がいかに人を魅了してやまなかった物であったのかが伺いしれます。



さてここまで読み終えて、「 苫前町資料館レポート 」をまだ読んでいないという方は こちら をチェックしてみてください。

関連場所だから両方訪ねるのがお勧めですよ。





あいらぶヒグマ(羆)ちゃんトップページへ戻る  >  項目一覧へ戻る


Copyright (c) 2012 Chaki All Rights Reserved  あいらぶヒグマ(羆)ちゃん